モヤモヤとした反感(1)

ボクらの都知事はネッシー探検隊長!!(慎太郎賛否両論 平成13年6月 石原慎太郎研究員会 より)

ボクらの都知事はネッシー探検隊長!!(慎太郎賛否両論 平成13年6月 石原慎太郎研究員会 より)

彼が都民だけでなく全国的に支持されている理由は、市民層が世界的な傾向として”右傾化ムード”になってきているのです。その相対的な傾向として、彼の支持率が押し上げられてきている。このムードの基盤は何かというと、穏健な市民の心の中に芽生えた漫然とした鬱屈でしょう。普通の市民がアメリカや中国になんとなく、モヤモヤとした反感を覚えるようになってきた。

このモヤモヤした感情の右傾化は、いい、悪いの問題じゃないんだ。70年代の世間が美濃部に流れて左に傾いていたのと同じ現象として受け入れるしかない事実なんです。

いわゆる「三国人」発言にしても、表向きは反発があっても、左派の市民でさえ心底では同意してしまっている。突き詰めてゆけばあの発言には問題があるし、僕も厳密には「三国人」だけれどね、一方で実際に外国人犯罪が多発してきて、とんでもないことになってきている実態は否定できない。共産党支持層にも石原さんは人気が高いのは、そういう世情だからでしょう。

・・・次号更新に続く