茅総長”バット殴打事件”の真相(3)

虚業家宣言:康芳夫

昭和三十七年、なんとか大学を卒業した。さて、大学は出たけれど、人並に就職しようなどという気は私になかった。小学校すら数ヵ月で嫌になってしまった私が、サラリーマンとしてつとまるわけがないことぐらいはよくわかっていた。

ブラブラしていると、石原さんからお呼びがかかったのである。五月祭のあの事件をきっかけに、私は時折、石原さんのところへ遊びに行くようになっていた。

自分の作品を自分で監督して、東宝で映画を撮ることになった、ついてはその助監督をやってみないかと言うのである。どうせブラブラ、ヒマを持て余してるんだ、やってみるか、そんな軽い気持で、私はその話を引き受けた。

そのときの作品が『五つの恋ー日本篇』なのである。

・・・・・・次号更新【第六章 トム・ジョーンズ】に続く

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『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)』真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。

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