『虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝』(9):二つの祖国・・・1
虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より 二つの祖国(1) 両親は大恋愛の末に結婚したので夫婦仲は非常に良かった。しかし、事実上ふたりの国は戦っているわけだ。親爺は幼少から日本で育ち、日本の教育も […]
康芳夫、澁澤龍彦を語る(1)
康芳夫、澁澤龍彦を語る(1) 澁澤は、もちろん本格的に知り合ったのは『血と薔薇』なんだけど、僕は彼とはいろいろ交流があり、彼の知恵袋でもあった種村季弘を学生時代からよく知ってたから、彼の書いた色んなものを読んでいた。 た […]
「覆面作家は高裁判事」東大卒のエリート:東京新聞(1982年(昭和57年)10月2日(土曜日))−2
戦後の文学界に衝撃 マゾの奇書「家畜人ヤプー」 「覆面作家は高裁判事」東大卒のエリート−2 この小説の作者を東京高裁の倉田氏(民事八部総括判事)と断定したのは、雑誌「諸君」の「家畜人ヤプーの覆面作家は東京高裁倉田卓次判事 […]
虚業家宣言(39):契約成立、だが・・・・・・
契約成立、だが・・・・・・ 八月九日、契約が成立した。私が初めてハーバートに接触してからすでに四年、今回、ニューヨークに来てからでも、もう一年近い日時が経過していた。 クレイのファイト・マネーは四十万ドル、邦価にして約一 […]
虚人の錬金術:虚人のすすめ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)より抜粋
興行の世界に入ったのは半世紀近く前、東大在学中に知己となった石原氏が取り持った縁だった 虚人の錬金術 ところで虚業商売は何も発想だけが非常識であるのではない。実行の段階においてもきわめて「非常識な力」を要求される。 たと […]
村上春樹とノーベル文学賞
村上春樹は小生予言したとおり今年もノーベル賞はずれ。 小生10数年前から予言しているとおり 彼はぜったいにとれない。 作品の文学的価値とまったく関係なくノーベル文学賞のコンセプトから、まったくはずれているからだ。 今まで […]
虚業家宣言(92):二兎を追って二百万円損する(3)
二兎を追って二百万円損する(3) もう一つは、テレビ放映権の問題である。 テレビ放映に関してはTBSがことのほか熱心で、私の方もTBSなら異存のあろうはずがなく、ほぼ決まりかけていた。売り値は、これも三千万円。 ところが […]
安定の眠りから目覚めよ(東京大学新聞 2017年5月16日)
五月祭委員長→興行師 今年で90回目を迎える五月祭。その歴史の中には、約半世紀前、斬新な企画の...で東大内外の注目を集めた男がいた。彼の名は康芳夫。東大卒業後は「虚人」を名乗り、アントニオ猪木対モハメド・アリ戦など数々 […]
ネス湖にて:ネス湖怪獣国際探検隊
ネス湖にて:ネス湖怪獣国際探検隊 私は、さっそく計画を練った。まず「ネス湖怪獣国際探検隊」という組織を結成することにした。そして私は万感の思いをこめて、「ネス湖怪獣国際探検隊」設立趣意書にみずからこう書きつづった。 「物 […]
















