『家畜人ヤプー』秘話-沼正三氏の死に際し:康芳夫(談話)・・・2【新潮(2009年2月より)】
『家畜人ヤプー』秘話-沼正三氏の死に際し:康芳夫(談話)・・・2【新潮(2009年2月より)】 そうして、連載が中断していた『家畜人ヤブー』の続編が「血と薔薇」」第四号(昭和44年)に載りました。澁澤龍彦は発行元の天声出 […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・24
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・24 大空の彼方に浮かぶのは、人間の自由性の証左としての《像(イマージュ)》の巨大な集積体---想像力によって「無」の中に構築された、あの驚くべき逆ユートピアの風景なのだ。だが、その逆ユート […]
康芳夫、赤塚不二夫を語る(1)
康芳夫、赤塚不二夫を語る(1) 赤塚君と僕は毎晩同じところで呑んでいた。2丁目にあったナジャとか、アイララ(ナジャの姉妹店)ってところで示し合わせたわけではないけど、ほとんど毎晩一緒だった。それはタモリ君がまだ売れる前、 […]
「康芳夫 × 虚霧回路」#4 配信開始!ゲスト~「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」選考委員・久保直樹(康芳夫の孫弟子)
「康芳夫 × 虚霧回路」#4 配信開始!ゲスト~「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」選考委員・久保直樹(康芳夫の孫弟子) 第四回ゲスト・久保直樹さんは、テリー伊藤さんの会社ロコモーションに入社し、その後高橋がなりさん […]
『諸君!』昭和57年(1982年)11月号:衝撃の新事実!三島由紀夫が絶賛した戦後の一大奇書『家畜人ヤプー』の覆面作家は東京高裁・倉田卓次判事:森下小太郎(連載9)
『諸君!』昭和57年(1982年)11月号より 「沼正三」を演技する もう一つの証拠---これは、あとで矢牧氏から聞いた話だが、私と矢牧氏の電話でのやりとりのあと、天野氏のあわてようは尋常のものではなかったらしい。 私か […]
「家畜人ヤプー完結版(ミリオン出版)」より---沼正三・・・5
「家畜人ヤプー完結版(ミリオン出版)」より---沼正三・・・5 ただ、誰でも言うことだが、長編小説は必ずしも当初の目論見の通りに進行してゆくものではない。作中人物が勝手に動き出し、喋り出すからである。この作品も、三十余年 […]
正業崩壊・・・「生きててよかった」3
虚業と正業の線引きできぬ しかし、この世の「実」が崩れ去ってしまうと、「虚」の存在もまた揺らぐのでは。そのことを尋ねると「虚業家の居場所がなくなることも大いにあり得るね。いいと思う。それに即応して、新しい虚業をやっていく […]
『家畜人ヤプーの館』:第六章 誕生秘話 マスコミ招待の夜 より・・・その3
もうひとつの家畜人ヤプーの世界!!日本初の高級SMクラブ『家畜人ヤプーの館』 Amazon Kindle『家畜人ヤプーの館』 1970年、家畜人ヤプー全権代理人・康芳夫の全面支援のもと、日本初、伝説の高級SMクラブ「家畜 […]
畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その6
石ノ森章太郎らが描いた「家畜人ヤプー」全4巻が電子書籍に(2014年4月1日) 隠遁作家のパフォーマティヴ:畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その6 では、隠遁の修辞法は具体的にいかなる効 […]
康芳夫、沼正三(『家畜人ヤプー』原作者)を語る(2)
康芳夫、沼正三(『家畜人ヤプー』原作者)を語る(2) 僕はまず、『奇譚クラブ』の発行者である箕田さんに接触したわけ。箕田さんはたいへんな大金持ちで、北浜の大相場師でね。彼は別にSでもMでもない人なんだけど、関西には面白半 […]