虚業家宣言(88):執拗をきわめた妨害(1)
執拗をきわめた妨害(1) この辺から、私の仕事は、いよいよ”虚”の領域に入ってくる。資金集め、それに関連して、いかにトム・ジョーンズのイメージをアップしてゆくか。 この場合、金集めに関してはクレイのときと違って、すでに契 […]
全身虚業家(3):FREMAGA VOL.6(2009.6.1)より
全身虚業家(3):康芳夫 康さんと三島由紀夫氏は、康さんがドイツ人に靴墨を塗り、横尾忠則氏がデザインを手掛けたポスターで大ヒットさせた、いかさまの「アラビア大魔法団」を三島氏がいたく気に入り絶賛した関係から、その後三島氏 […]
暗黒星雲の彼方に:高橋源一郎・・・その1
暗黒星雲の彼方に:高橋源一郎・・・その1 わたしは『家畜人ヤプー』をさまざまな版で、すでに三度読んだ。今回の解説のために読むのが四度目ということになる。 前回、「完結篇」刊行時、わたしは時評に次のように書いた。 「・・・ […]
「家畜人ヤプー」贓物譚(ぞうぶつたん)・・・『潮』昭和58年(1983年)1月号より(連載20)
森下君の根拠の曖昧さ・・・・・・(5) 私の代理人卑下意識からする沼正三本人実在の擬制化が森下君の錯覚と競合し、虚構ながら独り歩きを始めて、見当違いのK氏に累を及ぼした。それが今回の事件である。K氏は否定し、私が名乗った […]
人間は極限状態に追い込まれたらいかなる社会規則、宗教的制約をも超えて行動せざるをえないのだ
人間は極限状態に追い込まれたらいかなる社会規則、宗教的制約をも超えて行動せざるをえないのだ 人間は極限状態に追い込まれたらいかなる社会規則、宗教的制約をも超えて行動せざるをえないのだ。あまたの歴史上の事例がそれを示してい […]
虚業家宣言(34):第四章 ついにクレイが来た!
第四章 ついにクレイが来た! マフィアとの交渉を決意 ニューヨークは前と少しも変わっていないような気が私にはした。マンハッタンの通りは、相変わらず人と車でゴッタ返していた。コンクリート・ジャングルを四角く切り裂いている空 […]
虚業家宣言(143):米国記者と英国記者のイガミ合い(3)
米国記者と英国記者のイガミ合い(3) 傑作だったのはアメリカの記者とイギリスの記者のイガミ合いだった。 アメリカの記者の方は、初めっからネッシーを捕えるという前提に立って、やれ、どうやって捕えるのか、捕えたらどうするのか […]
奇抜な発想で世界をアッといわせた非凡な”虚業家”:安部譲二(特冊新鮮組元祖 No.274 平成13年3/15 より)・・・5
石原総理なら大臣に起用!?(1) 昭和五十八年。 「ノアの箱舟探検隊」を組織しました。 まだバブルの弾ける前の日本を、走り回って康芳夫はスポンサーを集めたのです。 確かめてはいませんが、関係者から僕自身が聞いた話では、い […]
滅亡のシナリオ(37):異母兄アロイスの放蕩の果ての姿(2)
プロデュース(康芳夫) ノストラダムス(原作) ヒトラー(演出) 川尻徹(著)精神科医 川尻徹 異母兄アロイスの放蕩の果ての姿(2) 「女性を寄せつけなかった、ストイックなところのあるヒトラーとは正反対ですね」 「うむ。 […]
虚業家宣言(150):虚業商法十カ条:第三条『決断はすばやく』
虚業商法十カ条:第三条『決断はすばやく』 熟慮断行という言葉がある。よく考えてから断じて行なえということだろう。だが私はこの”熟慮断行”という言葉が大キライだ。 断行はいい。私もおおいに断行している。だが、虚業の世界は、 […]














