康芳夫

天皇生前退位問題に関して

ザックリ結論しめくくると、日本会議を中心とする右派も左派リベラルもよってたかって、象徴天皇を「玉」として御利用することしか考えていない。

平成天皇の御退位発言は、天皇が憲法違反批判をあえて御覚悟の上での悲痛きわまる「人間宣言」。

「天皇退位」関する政府の諮問会議メンバーも、物云えばくちびる寒しの典型で下手に発言して左右両翼からの攻撃におびえて、あたらずさわらずの対応ぶりが目立つ。

今、世間をさわがしている森友学園のオーナーのオッサンも大阪日本会議の中心メンバーということがが、まったく日本会議なるものは一体なんなんだ。目クソハナクソ以前の話だね。

今回の生前退位問題でも、平成天皇の御意志をまったく無視した一方的な動きをしており、平成天皇に対しその動向は不敬行為そのもの。

旧憲法下なら奴等は確実に首チョンギラれていたのはまちがいなし。

安倍総理も日本会議というどうにもならない連中の政治組織のボスにおさまっていたのでは、歴史に名を残す「名総理にはとてもなれないぜ」下手するとせいぜい「迷」総理で終わりかもしれない。

リベラルも左派も天皇生前退位にあたっての最終的御発言が「憲法九条」擁護発言であることをひそかに期待し、心待ちしており、且つそれを政治的に利用しようとしている。これも明白に日本会議の目クソハナクソ共の裏返しで天皇の政治的利用目的に他ならない。

どっちもどっちだ。敢えて天下の諸氏に問う。

真の「憂国の士」は今いずこ。