虚業家宣言(94):入場料の高さで宣伝(2)
入場料の高さで宣伝(2) 十一月七日、トム・ジョーンズ来日決定記者会見を開いた。前宣伝がきいて、百人以上の記者が集まって来た。その席で私は、武道館および大阪フェスティバル・ホールでの公演の入場料を発表したのである。最高三 […]
『虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝』(17):高校入学、闇市に通う・・・1
虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より 高校入学、闇市に通う(1) 中学を卒業して私は、海城高校という学校に進学した。海城といえばいまは大変な進学校で有名になったが、当時はまさに不良学校で誰でも […]
拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より・・・24
拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・24 秋山 人数が集まって、うまくやっていくための方法として民主主義があったとして、それに意味がないとすると、他にはどんな形がありますか? 康 それは方法論のレベルの問題だからそういう […]
猪木・アリ戦(1):僕はモハメッド・アリと試合がしたい
猪木・アリ戦(1):僕はモハメッド・アリと試合がしたい オリバー君の全国ツアーも終了し、また私は一時の休暇を楽しんでいた。気に入った本を読んだりしていたが、相変わらず常に頭の中は次のターゲットを探してフル回転していた。そ […]
猪木・アリ戦(2):世紀の凡戦に無念の思い・・・1
猪木・アリ戦(2):世紀の凡戦に無念の思い・・・1 しかし、この試合はテレビの視聴率五四・九パーセントと驚異的だったが、前評判をみごとに裏切り「世紀の凡戦」「最悪の試合」として、マスコミからのさんざんな悪評を浴びることに […]
拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より・・・26
拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・26 康 北一輝は当時の不逞のやからだよね。支配階級が一番怯えていたのは、最終的に自分が天皇になるって野望を抱いていたこと。三島由紀夫なんかはそのあたりを生理的に見抜いていた。だから北 […]
拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より・・・25
拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・25 上杉 最近、革命的ロマン主義に関心がありまして、康さんの著書を拝見すると、ロマンって難しいじゃないですか。ロマンと虚業と退屈と暇つぶし、虚突皮膜の間、すべてが重なっていると思うん […]
NBCからのオファー(2)
いないという証明ない NBCからのオファー(2) 私のことを「呼び屋」とか「興行師」「怪しい人物」と批判するのはおおいにけっこう。しかし、マジシャンは「何か仕掛けがあるな」と疑われてもさっと鳩を飛ばばて拍手喝采を浴びる。 […]
書物は読者に選ばれるものであるが、読者もまた書物に選ばれている:沼正三
書物は読者に選ばれるものであるが、読者もまた書物に選ばれている:家畜人ヤプー普及版(都市出版社)より・・・8 作者が自作の解説をするのは、女形が楽屋で毛脛を現わすようなもの、止めるに如かず、と言ったのは鏡花だったろうか。 […]
『虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝』(16):新しい診療所
虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より 新しい診療所 当時、ペニシリンは宝物のような特特効薬だった。性病とか肺病、何にでも効く。当時の日本にはまだなかったので、これはまさにダイヤモンドのような価 […]