虚人(康芳夫)、虚人(康芳夫)を語る(11)
「天の配剤」ってのはあるんだよね。これは神秘的な、人間の人智を遥かに超えて、僕はこの天の配剤を人間が克服するってことは、つまりレベルが違うことだと思うんだ。
それは広さとか、スペースとか時間の問題ってあるでしょう。全然、なんの発展もないもんね。そもそも「時間」って概念、経過だって人間がつくったもので、広さもだけど、それで広さを設定して、例えば宇宙が何十億年とか何百億年前にできたとか、「いつできたか」ってことを考えること自体が、本来は不遜なことなんだ。
考えちゃいけないことを考える「人間」という生き物を創造した「天の配剤」は、つまりはいたずらですよ。いたずらで人間という生物はできて、いずれこれは滅びる。それは太陽が光を失う時に滅びるか、核兵器とか細菌兵器で自爆するかはわからないけど、でももし滅びたって宇宙は微動だにしないから。小さな話にもならないよ。永遠に動いてるわけだから。そういう意味では、僕は達観しています。
だから僕はね、「天をも恐れない人物」ってのが本当は好きなの。「天の配剤」ということはあるけど「天を恐れない」という。矛盾しているようでいて、僕の中では、矛盾はしていないと思います。
・・・『虚人と巨人 国際暗黒プロデューサー 康芳夫と各界の巨人たちの饗宴』より抜粋
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「虚はゼロである」と私が言うこのゼロはどんな数字を掛けてもゼロになるというゼロともまた違うということだ。このゼロは冷徹なほどまったく何もない状態でありながら、同時に宇宙の森羅万象を一瞬にして表現してしまうゼロでもあるのだ。仏教で言うところの「空」に近いかもしれない。 #康芳夫
— 康芳夫(国際暗黒プロデューサー) (@kyojinkouyoshio) September 24, 2018
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