Sacred Places

Sacred Places(STUDIO VOICE FEBRUARY 2007 VOL.374 より)

Sacred Places(STUDIO VOICE FEBRUARY 2007 VOL.374 より)

“Sacred Places(聖なる場所)”=生きる動機にすらなり得る程の強烈な魅了を発するところ。それは、地球上の場所を指すとは限らない。

毎年年末、どれだけの数の宴会が”忘年会”の名の下に行われ、どれだけの量のアルコールが人々の腹に流し込まれているだろう。

ウィキペディアにはこうある。

「忘年会とは、組織や集団が一年の終わりにその一年間を振り返り、その間の苦労をねぎらい、忘れるとともに新たな一年に向けて気持ちを新たにするために行われる年中行事である。成人が大半を占める組織や集団では、酒を酌み交わす宴会の形で行われることが多く、居酒屋や宴会場などでは新年会と並んで大きな需要を喚起する契機となる。」

モハメッド・アリ対アントニオ猪木戦にチンパンジーと人間の間の子オリバー君、未だに作者は闇の中の家畜人ヤプーにボリショイ・サーカスに石原都知事の鬼門ネス湖のネッシー探し。知っている人にはこれ以上の説明も野暮になる、ある筋からのそれこそヒーロー、テリー伊藤氏の師匠、国際暗黒プロデューサー康芳夫氏が乾杯の音頭をとった忘年会もあった。

ペテンと虚構をどう操り、世のすべてがそうならその中でどう最大のペテンを現実化させるか。ペテンが支配する世の中で人は無理矢理自分につじつまを合わせながら生き、忘年会という響きにえもしれぬ魅力を感じ積極的に酒を飲んでコトを忘れたくなるのは、自分への裏切りという大罪を洗い流したいがためか。

世をより活性化することが必要か。人間の脳の働きをせめて今よりも促進できれば、今世の中で起きている悲しさや呆れを人に分けるばかりの必要のない出来事は自然淘汰されていく。皆が自分の中に持つ大きな可能性の存在に気付けば、忘れたかった自分の罪も、来年以降をさらに逞しく生きて行く糧となる。