仕掛け人は”例の”康芳夫氏:スポーツニッポン(昭和54年1月26日)より抜粋

アミン大統領 VS 猪木 レフェリーはアリ:スポーツニッポン(昭和54年1月26日)より抜粋

ウガンダのアミン大統領 VS アントニオ猪木の「世界格闘技選手権」という奇想天外なイベントを発表する康芳夫氏と猪木

ウガンダのアミン大統領 VS アントニオ猪木---”夢の世界格闘技選手権試合”の発表が二十五日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われたが、そこにまたまた現れたのが”仕掛け人”の康芳夫氏。康氏は過去、武道館でアリ-フォスター戦を実現したかと思うと、空手家とトラの決闘を仕組んでお流れになったりの、あの呼び屋。今回も”選手”がアフリカの”怪物”アミン大統領と猪木、そしてレフェリーがムハマド・アリとくれば、何やら”ホラ吹き四人衆”のそろいぶみといった感じがしないでもない。

会見で康氏は、ユーモアのつもりか「この試合はナゾに満ちているので、常識は当てはまらない」と、集まった七十人ほどの報道陣をけん制した。