最強対談:沼正三 VS 団鬼六(STUDIO VOICE Vol.267 MARCH 1998より)

最強対談:沼正三 VS 団鬼六(STUDIO VOICE Vol.267 MARCH 1998より)

最強対談:沼正三 VS 団鬼六 スーパーバイザー・沼正三全権プロデューサー / 康芳夫・・・4

最強対談:沼正三 VS 団鬼六 スーパーバイザー・沼正三全権プロデューサー / 康芳夫

---団さんの小説の中に現れるようなMの女性っていうか、Mとして扱われる女性っていうのは、こんなに恥ずかしい状態にあるのにそれでも悦んでるんじゃないかっていう、それがある意味でSMの本質ですよね。

団 うん。だから一般に女っちゅうのは雌であって男は雄であって、結婚して男が責めたり縛ったりなんかするのも半ば当然、ところが「俺を踏んづけてくれ」とか、「オ◯◯コかけてくれ」とか旦那が言ったら、「情けない」って離婚したって話も随分聞いたけど、女が逆に男へやってくっていうのはちょっと実際的にはなかったですね。でも最近だんだん沼さんの世界が増えてきてると思うんですよ、女はそういう女も出てきましたから。僕はなかなか信じられなかったけど。僕は二回も結婚しましたけど、両方ともやっぱしMですからね、Sの子には滅多に会わないもん。だから沼さんみたいに小説書いたり随筆書いたりして漸くわかってくるけど、なかったらわからないじゃないですか、自分にそのSがあるとかMがあるとかという傾向が。

沼 例えば密室派っていうかSMクラブもそうですけども、あるルールにのっとってプレイをするという派とですね、僕は社会派っていうか、野にいでよでね、至る所にSの女性が歩いてるというふうに見えるんですよ。

団 それは同じことですよ。女見たら全部Mだと僕は思いますもん(笑)。どっちが多いかは知りませんけどね。

沼 女の人っていうのは男を選ぶでしょ、好き嫌いがはっきりしてますよね。男の方は許容範囲が広いというか、とにかく◯ーメンをまき散らすという。女の人はそう融通が利かない。それは恋愛にしてもそうだと思うんですけど、どの◯子と卵◯が結びつけばね、よりよい子供ができるかというふうなことをね、本能的に女の体が教えるんじゃないかと。そこでもって恋愛感情というものが湧くんでね。優秀な子孫を残すために精◯を選別してるという。男は女を選んでるように見えるけれども、実は女が男を選んでいる。

・・・次回更新に続く

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Modern Freaks Inc. Presents『家畜人ヤプー倶楽部』 vol.3 Executive Producer 康芳夫

詳細は Modern Freaks Inc. Presents『家畜人ヤプー倶楽部』 vol.3 Executive Producer 康芳夫

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