SPA! 1992年1月15号より:ネッシー

SPA! 1992年1月15号より:ネッシー

ネッシー

UMA(未確認動物)のチャンピオンは、諸説フンプンの霧にまぎれ生き続ける

1933年7月22日の夕方だった。ロンドンの仕立屋、ジョージ・スパイサーは、ネス湖の辺りを妻と一緒にドライブしていた。と、ふと前方を見ると、草やぶの中から太い木の幹のようなものが出てきて、道路を塞ごうとしている。

ジョージは急ブレーキをかけた。

長い首と背中をとらえた有名な写真だが、小動物と判明!?

しかし、車を止めた2人が、呆気にとられて見ていると、木の幹の後ろに、6mはあろうかという、巨大な体が現れた。2人が木の幹だと思っていたのは、動物の細長い首だったのだ。森で狩りをしてきたらしく、巨大な胴体に続く長い尻尾には、獲物らしい動物を巻き込んでいる。その巨大な体をクネらせながら道路を横切るその姿は、動物というより怪獣と呼ぶほうがふさわしかった。

やがて、スパイサー夫妻が見守る中、その怪獣は、灌木の茂みを抜け、湖の中にその姿を消した。夫妻は一目散に遂げ出した。途中で会った男と一緒に夫妻が現場に戻ってみたときは、やはり怪獣の姿はなかった。が、道路脇の草はなぎ倒され、その跡はネス湖まで続いていた。

イベント・プロデューサー 康芳夫

心を掻き立てられたのは、現地へ行った’73年の5年ぐらい前。大きな物体が湖上を動いているフィルムを見て、出掛ける決心をしました。一般公募などで選んだ隊員など総勢14名で調査隊を結成。石原慎太郎さんも行きましたよ。2、3日だけでしたけど 。・・・東洋からは初の調査隊だったので話題を呼んだ反面、「東洋人が我々の夢とロマンを壊しにきた」と英国の新聞に悪口を書かれもしました。半年の調査の間ではソナーに巨大な物体の反応が出るなど、緊張した場面もあったけど、結局空振り。我慢できずに自分て潜ろうとして隊長に止められたこともあった(笑い)。バカバカしいかもしれないけど、そういう人がいないと世の中面白くないよね。