ニッポン最後の怪人・康芳夫

菅政権にアドバイス

菅官邸にとって云うまでもなく最大の大仕事は対外的には日米関係、中国関係に他ならない。

トランプおじさんは盛んに米軍に日本からの引揚げの可能性を盾に菅政権に圧力をかけて日本自己負担の軍事力増強を強要するが、これをあたまから拒否するのではなく極めてフレキシブルに対応すればそれでいいのだ。

アメリカは絶対に日本を見放すことはない。世界有数の経済大国、工業大国が若し仮想敵国の手中に落ちたら一体どうゆう事になるか。どんな犠牲を払ってもアメリカはこの日本国を仮想敵国に渡さないよ。

だからといって甘えぱなしでいいということは冷酷極まる国際政治のリアルポリテックスという観点にたってあってはならない事だ。

一方、日本はどんな事があっても中国大陸、商船半島とは辻褄を合わせて行くしかない。それは頭を下げっぱなしに対応しろということではなく、先方が足元を見て無理難題を吹きかけてもじっと耐えて引く時はギリギリまで、引き出る時はギリギリまで出るといういわゆる毛沢東戦法で貫いていくしかないのではないか。

歴史的経緯から判断しても日本国が中国大陸、朝鮮半島の政権との間に最終的永久平和同盟を確立するということは不可能なことだ。

然しお互いに譲るときは譲り出るときは出るというリアルポリテックスを地球がまわっている限り続けて行くしかないのではないか。この点、例えばEUの動向を参照しながらじっくり対応して行くことだ。地球がまわっている限り、表向きは友好関係を維持することは中国大陸、朝鮮半島、日本列島にとっても云って見れば天が与えた宿命というとこだ。