ネッシー捜し湖畔に到着:朝日新聞 朝刊(9/10)

7日、ネッシーさがしのためスコットランド入りし、ネス湖岸を下検分する探索隊のメンバー = AP

ネッシー捜し湖畔に到着 日本隊一行が記者会見

【ロンドン八日=ヨーロッパ総局】八日付けの英紙「ガーディアン」が報じたところのよると、英スコットランドに住むといわれる怪獣ネッシーのナゾと取り組む日本の「ネッシー探索隊」一行九人は、七日ネス湖畔のインバネスで記者会見を行い「ネス湖には最低六匹のネッシーがいると信じている。ただ、たとえ見つけても、捕獲は絶対にしない。存在を確認するためにできるだけ多くの写真をとりたい」と語った。

同探索隊は、今月中にさらに六人が加わって、二隻の小型潜水艇や最新の水中カメラ、ソナー(音波探知機)などを使って十一月末までネス湖でネッシーのナゾと取り組む予定だが、七日の記者会見では「たとえ見つけても捕獲は絶対にしない」と宣言したばかりか、「ネッシーの写真をできるだけ多くとりたいが、出てきたらこわいだろう。危険となれば、いちもくさんに逃げる」とまで発言して、現地の不信を解く努力を行い、「ネッシー捕獲、麻酔銃使用」といった点から大幅に後退した。