ニッポン最後の怪人・康芳夫

四流教祖を持ち上げたA級戦犯との対決

1995年5月×日。

しかし、今だに解せないのは、かの吉本隆明が麻原を《現代のキリストだ》と評したことである。

吉本隆明といえば私が学生の頃から当代を代表する批評家として知られる人物であり、晩年は実娘である吉本ばななの文壇での活躍で若い世代にも知られたが、最後までその論客として影響力を持ち続けた人物だ。

私は学生時代から吉本と交流があったから、手紙で質問状を送った。「なぜあなたは麻原をキリストだと思ったのか」と。

ところが、3回手紙を出しても返事がこない。つまり、彼は、コメントを拒否していた。

続きは 、覚醒ナックルズ【闇シリーズ】ニッポン最後の怪人 康芳夫の「暗黒老人日記」第三回 四流教祖を持ち上げたA級戦犯との対決(その3)