ニッポン最後の怪人・康芳夫

負けが込んでいるときに、本気で起死回生の一発逆転ホームランを狙おうとすると

負けが込んでいるときに、本気で起死回生の一発逆転ホームランを狙おうとするとたいがい失敗するものだ。そんなときは、焦りが募って冷静さをつい失いがちになるからだ。

気持ちは熱くても、頭はあくまでもクールでなくてはいけない。焦りや不安から気負い過ぎれば、勝負の一手、一手が微妙に狂って必ず最後には負けてしまう。

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モハメド・アリ興行ポスターの前で

モハメド・アリ興行ポスターの前で

謎のプロモーター

康芳夫は、稀に見る異能の男だ。

執筆に際して、取材し資料を調べるうちに、康芳夫の他に類のない、雄大にして奇抜な発想を知った私は、感嘆してこの男こそ天才の名にふさわしいと、信じるに至った。

異相の呼び屋・康芳夫:「欺してごめん」安部譲二『謎のプロモーター』

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