ニッポン最後の怪人・康芳夫

中曽根元総理逝去

101歳まで生きられた中曽根氏は正に戦後政治に一つの区切りをつけられた政治家ではあった。

安倍総理祖父、岸信介元総理に続いて自主憲法制定を唱えた自民党タカ派を代表する政治家でもあった。戦後総理としては靖国神社初参拝し一時大日本国不沈空母説を唱えグローバルに物議をかもしたが右派リベラルとして要素も持ち合わせた総理でもあり、日米同盟を最初に確立したのも彼である。

不滅のベストセラー「代議士の誕生」を著した小生の親しい友人コロンビア大名誉教授ジェラルド・カーティスとは小生と同じくらい約50年の交友関係があり、ジェラルド・カーティスとは思想的に一線を画しながらも最も親しいアメリカの友人でもあり、中曽根元総理の孫はコロンビア大でカーティスの教え子。ちなみに問題の小泉元総理の令息、進次郎氏もカーティスの教え子。

小生が10年前にプロデュースした、ジェラルド・カーティス(著)「政治と秋刀魚 日本と暮らして四五年(日経BP社初版)」出版記念パーティにも出席していただいた。

ちなみに同パーティは現役総理を始め、五人の元総理、共産党議長、不破哲三にも出席いただいた。