康芳夫

ネオファシズムの不気味な足音

かつて、先進ヨーロッパを中心に世界各国でドイツ下層中産階級のディープフラストレーションに端を発したナチズムの不気味な足音は世界中を席巻した。

エーリッヒ・フロム(著)『自由からの逃走』を待つまでもなくヒトラーナチズムの苦々しい記憶を我々世界市民派としては決して忘れ去ることができまい。

然し現実の事態は混迷を極めている。「自由と民主」スローガンの中心国家アメリカの於いて、別称トランプおじさんなる大統領が突然現れ、やりたい放題をした結果、遂に追放されようとしている。

然しあと数日トランプおじさん何をやらかすかまったく分からないよ。

一方、トランプおじさんの総得票がほぼ過半数に追いついたという冷酷な事実を我々は決して忘れてはならない。

うっかりするとトランプおじさんあっと言う間に巻き返すよ。

ファシズムの本質とは何か。

それこそ人間性の隠れた本質の一部なのだ。現世界状況における一部独裁国家及び自由と民主の総本山アメリカのおけるトランプおじさんの魑魅魍魎ぶりを直視せよ。

我々世界市民はファシズム的特性という人間の悲しいさがを直視して、このさがが表面化してグロテスクな現実となるのを何としても防がなければ世界人類は再びファシズム支配の暗黒時代に後戻りするしか無いではないか。