石原総理なら大臣に起用!?(2)

奇抜な発想で世界をアッといわせた非凡な”虚業家”:安部譲二(特冊新鮮組元祖 No.274 平成13年3/15 より)

奇抜な発想で世界をアッといわせた非凡な”虚業家”:安部譲二(特冊新鮮組元祖 No.274 平成13年3/15 より)

康芳夫は驚いたことに、東京大学を卒業しています。

高等学校は、今でこそ進学校ですが、その当時は不良学校だった新宿の海城ですから、もしかすると康芳夫は開校以来、初めての東大生かもしれません。

父親が中国人の医師だった康芳夫は、東大をちゃんと卒業したのに、まともな企業には就職しないで、敢然として虚業家の道を選びました。

僕とおない歳ですから、還暦をとっくに過ぎた康芳夫は、先日、自分がプロデュースした山下洋輔のCDを、突然、送って来てくれたのです。

僕が山下洋輔のピアノをとても愛していることを、覚えていてくれたのに違いありません。

これほどスケールが巨きく、プランが国際的な興行師を僕は知りません。

このチャーミングで異能の天才が、虚業家なんかにならずに、実業家か、そうでもなければ政治家か宗教家になっていたら、確実に世の中は変っていたと僕は思います。

石原慎太郎先生が総理大臣になったら、康芳夫を大臣に起用するのではないかと、僕はその日が楽しみでならないのです。

今頃、世界一の虚業家は、どこの酒場で、どんな奇天烈なことを企んでいるのでしょう。

もしかすると仕事のことは考えずに、叶姉妹と3Pをしているかもしれません。

・・・了