ニッポン最後の怪人・康芳夫

生きることそのものが芸術なのだという精妙にして底の知れない実践思想

生きることそのものが芸術なのだという精妙にして底の知れない実践思想。一方に人生における崇高も邪悪も、真理も迷妾も、純血も卑賤もすべてを包み込むような複雑さがあり、他方においては成功も失敗も、歓喜も悲嘆も同じ地平にあるのだ。

「人生は芸術なり」ということはまた「虚人も芸術なり」なのである。