不合理であるから人生は面白いし、大いに楽しめるのだ
猿人類のオリバー君と未知の巨大生物、ネッシー。この二つは共に科学的合理主義が圧倒的な支配力を持つ現代社会において、きわめて不合理で異質な存在感を持っている。私がオリバー君やネッシーに興味を持ったのもこの不合理な存在感ゆえである。そして不合理というものこそ私が考える虚人の本質につながるものなのだ。
人間だって実はきわめて不合理な存在である。合理性と効率性を至上の価値とする社会の在り方がそのことを見えなくさせているだけだ。私は不合理さこそ人間の本質だと思っている。
不合理であるから人生は面白いし、大いに楽しめるのだ。すべてが科学的に割り切れ、合理的に解釈できるのであれば、そんな世の中はただ退屈なだけだろう。
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わたしは、オリバー君は人間だと認めらるために来日してると言ったんだ
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