康芳夫

私は不合理さこそ人間の本質だと思っている

猿人類のオリバー君と未知の巨大生物、ネッシー。この二つは共に科学的合理主義が圧倒的な支配力を持つ現代社会において、きわめて不合理で異質な存在感を持っている。私がオリバー君やネッシーに興味を持ったのもこの不合理な存在感ゆえである。そして不合理というものこそ私が考える虚人の本質につながるものなのだ。

人間だって実はきわめて不合理な存在である。合理性と効率性を至上の価値とする社会の在り方がそのことを見えなくさせているだけだ。私は不合理さこそ人間の本質だと思っている。

不合理であるから人生は面白いし、大いに楽しめるのだ。すべてが科学的に割り切れ、合理的に解釈できるのであれば、そんな世の中はただ退屈なだけだろう。

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ネッシー捜し湖畔に到着:朝日新聞 朝刊(9/10)

ネッシー捜し湖畔に到着:朝日新聞 朝刊(9/10)

【ロンドン八日=ヨーロッパ総局】八日付けの英紙「ガーディアン」が報じたところのよると、英スコットランドに住むといわれる怪獣ネッシーのナゾと取り組む日本の「ネッシー探索隊」一行九人は、七日ネス湖畔のインバネスで記者会見を行い「ネス湖には最低六匹のネッシーがいると信じている。ただ、たとえ見つけても、捕獲は絶対にしない。存在を確認するためにできるだけ多くの写真をとりたい」と語った。

7日、ネッシーさがしのためスコットランド入りし、ネス湖岸を下検分する探索隊のメンバー = AP

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