家畜人ヤプー【ポーリンの巻】より

日本神話を脱構築する:畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その23

もちろんクラークの限界は、右のオーバーロード形状描写からも即座に判明するように、キリスト教的悪魔像にすぎないものを「人類的無意識」として一挙に普遍化しようとしたところだろう。しかも、黒檀色のオーバーロード種族の宇宙船に黒人青年ジャンが密航するという筋立てからは、クラーク的イデオロギーの根本に古色蒼然たる無人奴隷制のイメージがあったことは否定できない。俗に『幼年期の終り』は人類家畜化テーマの傑作と称されるが、じっさいに構造化されているのは、むしろ家畜ならぬ奴隷のイメージである。そして物語最大の奴隷が人類ならぬ産婆役オーバーロードであることは、ほぼ疑いえない。

・・・畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之 より・・・続く

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Modern Freaks Inc. Presents『家畜人ヤプー倶楽部』vol.2 Executive Producer 康芳夫

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