逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・6
2019年12月20日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・6 未来文明における生体科学の恐るべき発達は、生物の形態や器管の変形・修正を自在にした。多種多様な用途目的に応じて畸形化を蒙ったヤプーたちが、どんな屈従と汚辱の中に棲息しているかーーーたとえ […]
『諸君!』昭和57年(1982年)12月号:「家畜人ヤプー」事件 第二弾!倉田卓次判事への公開質問状:森下小太郎(連載24)
2016年10月6日
上手の手から水が漏れた(1) ここで一つ提案がある。 前稿に、沼正三は私を仲介として、イタリー語を話す女性と文通したいがため、わざわざイタリー語を勉強したことを書いた。そして、その女性ドリスに宛てた手紙の訳文を掲げた。も […]
連載「沼正三」をめぐる謎 高取英・・・6
2021年11月15日
森下小太郎は、「沼正三」と文通し、一度だけ「沼正三」に会っている 確かに、遠藤麟一朗から瀬部麟一郎と名付けたとする証拠はない。 だが、森下小太郎は、「沼正三」と文通し、一度だけ「沼正三」に会っている。論考のラストは、東京 […]
畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その21
2019年1月22日
日本神話を脱構築する:畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その21 イギリス人クラークらしい典型的な帝国主義的植民地主義が『幼年期の終り』全編を彩っているのは、かつて英文学者・大橋洋一氏も指 […]
沼正三のプロペラ航空機:劇的な人生こそ真実(萩原朔美:著)より・・・17
2020年1月9日
劇的な人生こそ真実―私が逢った昭和の異才たち 沼正三のプロペラ航空機・・・17 私は彼が、天野さんと沼さんという、2つの人物に引き裂かれた日常生活をどう折り合っているのか知りたかった。相手の女性に決まった人がいるのかとか […]
沼正三のプロペラ航空機:劇的な人生こそ真実(萩原朔美:著)より・・・1
2019年6月5日
劇的な人生こそ真実―私が逢った昭和の異才たち 沼正三のプロペラ航空機・・・1 『家畜人ヤプー』(都市出版社版1970年):沼正三(ぬま・しょうぞう):1926(大正15)年福岡生。小説『家畜人ヤプー』は戦後最大の奇書と言 […]