康芳夫

ネオスピチユアリズムにとって代わって禅ブーム

今や、多少ブーム去り気味の一連の脳科学。ネオスピチユアリズムにとって代わって禅ブーム、禅坊主ブームが来つつある。始祖とされる道元が、あらゆる「こだわり」「しがらみ」を捨てて捨てされと説きまくって以来、現代の禅坊主共が同じ事を唱えまくっているが、これはそもそも大まちがい。禅坊主共は一番のポイントがつかめていない。いわゆる自己撞着のワナにはまったままだ。

「色欲」その他のあらゆる欲望への「こだわり」を捨てて捨てまくれとは、禅の精神の根元にかかわる一大ミステークだ。

本来禅のエッセンスは心の自然態ということ。

即ち

「こだわりたければこだわる」

「こだわりたくなければ捨てる」

ということ。

このポイントは始祖道元は、根本的にはきちがえていたのだ。ガキ共は禅道場に入門して、心の真統一と自由を得るどころか

「捨てて捨てて捨てまくれ」

という強制的教えにがんじがらめにされて窒息することになるのがおちだ。