「毎日が戦国時代」と考え、緊張感を持って生きる 大失敗した時こそ、ジタバタしないで腹をくくれば、道は開ける
日常に波乱を起こし毎日を楽しく生きる
---いやあ、そんな大勝負ばかり繰り返していたら、精神的に参る人が多くなると思いますよ。
康 今、年間3万人くらいの自殺者がいますよね。そうしたポテンシャルを持つ人間が、その100倍いると考えると、精神病の人はたくさんいるわけですよ。多くの人がそういった精神状態を隠して生きている。だから、ちょっと引っ張ればすぐに闇に落ちていく。今、いろいろな宗教が流行っているでしょう。オウム真理教の麻原彰晃も一時期、僕のところにいたことがあるんだけど、彼が「インドに行って宗教家になる」と言うから、僕は「宗教は場合によっては究極のラジカリズムに行くしかない。そこをどう考えているのか」と言ったの。今、既存の宗教団体がそれほど伸びていないのは、心を病んでいる人たちがさらなる劇薬を要求しているからなんですよ。それで物足りない人たちがカルトに行ってしまうわけ。でも、それが間違っているとは思わない。きちんと考えれば、こんなイカれた世の中で精神が壊れないヤツの方が病気だよ。
---康さんは今も新たな戦いを仕掛けているんですか?
康 僕は一日たりともこの世の中が安定したと思ったことはない。むしろ毎日が戦国時代だと思っている。どうせ短い人生なんだから、緊張感を持って、やりたいことをやり、日常に波乱を起こした方が絶対に面白い。その方が精神的にも活力が湧くわけです。例えば、織田信長なんて平和な時代だったら、徳川家康でもいいんだけど、今は戦国時代なんだ。だから、この先も国際的なレベルのケンカを仕掛けていくよ。ヒトクローン計画?いやいや(笑)今は詳細は言えないけど、たとえそれが反倫理的なことであっても、楽しいですからね。ケンカも退屈しのぎだから。皆が腰を抜かすようなことを計画してますから、そのうち分かりますよ。
康芳夫の「勝者の鉄則」
あらゆる手段で相手の内を調べ上げる。女.裏金など弱点は強力な武器に。
壊れるものは壊れる。必要以上におびえず「なるようになるさ」と信じ込む。
・・・了