虚業家宣言(42):ホラ吹き同士の対決(1)
2016年7月7日
ホラ吹き同士の対決(1) 翌日、午前九時、五番街の『ベニハナ・パレス』で私はロッキーと会っていた。書き忘れたが、ロッキーは五番街に三軒の『ベニバナ』を持っているのである。 「何も、同じところに三軒も持たなくても、それより […]
虚業家宣言(131):厳しい許可条件(2)
2019年12月25日
厳しい許可条件(2) そして、当局へ説明するときに、私は、学術顧問団も鋭意選考中であるという一項を忘れずにつけ加えた。 なに、初めから、学術顧問団なんて選んでいなかった。 私は、利用できるあらゆる筋を通じて英国大使館説得 […]
虚業家宣言(130):厳しい許可条件(1)
2019年12月13日
厳しい許可条件(1) 私にはやらなければならないことがごまんとあった。 スポンサー探しとともに、英国の関係省庁から許可を得ることが、新聞の悪意ある報道で難しくなっていた。 関係筋への届けを、私は、トラブルを予想して、『ネ […]
虚業家宣言(37):クレイ敗る!
2016年5月19日
クレイ敗る! マディソン・スクウェア・ガーデンにはすでに二万人以上の客が入っていた。しかも、今なお、ガーデンの回りを何千という観衆が取り巻いている。すでに席は売り切れているというのに。熱心なことだ。そういう連中をかきわけ […]
虚業家宣言(51):人騒がせなクレイ(1)
2016年10月18日
人騒がせなクレイ(1) さて、いよいよ本番である。 対戦相手のフォスターが一足先の三月十日に来日。クレイに劣らぬ大口をたたいて、マスコミの目を集中するのに成功した。彼は羽田に着いたとたん、クレイについての記者団の質問に答 […]
虚業家宣言(81):ラスベガス暗黒街のボス・トニー(2)
2017年8月3日
ラスベガス暗黒街のボス・トニー(2) 私は、あるコネを利用することに決めた。このコネを利用する以外に、トム・ジョーンズを日本へ呼ぶことは難しいと判断したからである。 ラスベガス暗黒街を牛耳るマフィアの幹部、イタリア生まれ […]