『諸君!』昭和57年(1982年)11月号:衝撃の新事実!三島由紀夫が絶賛した戦後の一大奇書『家畜人ヤプー』の覆面作家は東京高裁・倉田卓次判事:森下小太郎(連載17)
2016年6月29日
裁判長席に坐っていた”天才” 秋風が立ちはじめた九月二日、私は、東京高等裁判所四一七号室、四号民事法廷の傍聴席にいた。法廷では、何やら民事関係のしちめんどくさい訴訟が争われていたが、無論、私はただの傍聴者。原告、被告のい […]
『諸君!』昭和58年(1983年)2月号:「家畜人ヤプー」事件 第三弾!沼正三からの手紙:森下小太郎(連載34)
2017年1月25日
『ヤプー』の下敷き(2) <手帖九十六項以下の内容は、 九十六 「マゾッホの汚物趣味」 九十七 「三者関係」、これは、分り易くいえば、男と女と二人で一人のマゾ男を弄る関係。「ヴィナスの重石」「二百字讃歌」のいずれも好例で […]
『諸君!』昭和57年(1982年)11月号:衝撃の新事実!三島由紀夫が絶賛した戦後の一大奇書『家畜人ヤプー』の覆面作家は東京高裁・倉田卓次判事(連載2)
2015年11月11日
『諸君!』昭和57年(1982年)11月号より 三島由紀夫が絶賛した戦後の一大奇書『家畜人ヤプー』の覆面作家は東京高裁・倉田卓次判事:森下小太郎 文通はこうして始まった 彼に初めて出会ったのは、もう二十六、七年前のことで […]
『諸君!』昭和57年(1982年)12月号:「家畜人ヤプー」事件 第二弾!倉田卓次判事への公開質問状:森下小太郎(連載30)
2016年12月13日
人格は代理できない(2) 「沼正三」は日本文学史に異彩を放つ存在として残るものだと私は思っている。沼正三名で書かれた多くの作品について、どこからどこまでがあなたの手になるものか、それを判然とさせることもまた、あなたの読者 […]
「家畜人ヤプー」贓物譚(ぞうぶつたん)・・・『潮』昭和58年(1983年)1月号より(連載13)
2017年6月15日
『潮』昭和58年(1983年)1月号 死者の国から呼び戻された幽霊・・・・・・(6) 印税は誰が取り、確定申告はどう処置されたかは、調べればすぐに分る基本的な調査であるはずである。それを、印税が代理人を経てK氏に渡った可 […]
「家畜人ヤプー」贓物譚(ぞうぶつたん)・・・『潮』昭和58年(1983年)1月号より(連載1)
2017年3月29日
真相を知る人は沈黙し、知らぬが故に声高に叫ぶ者かいる。なんとも皮肉な対照である。十二年前の沼正三捜しの時、執拗に死亡説を主張した森下氏が、今になって騒ぎたてる理由は何か。 諸君!よ諸君、何ぞその愚昧なる! 天野哲夫(沼正 […]