モヤモヤとした反感(2)
時代が右に流れたから人気が出たのではなく、時代が石原さんとフィットしたのだと思うね。細川護熙のときのように、漠然とした人気ではなく、シッカリしたバックグラウンドに支えられているんです。
石原さんの周りには数多くのアドバイザーがついているので、その人たちを上手く活用しているはずですが、中でも政治的・文学的アドバイザーとしての福田和也君の存在はとても大きいと思われます。僕はたまたま福田君と親しくしているので、心強いですね。
だから、首相公選制になれば、田中真紀子も小泉も問題にせず、首相に選ばれるでしょう。中央政界に戻れば、中国やアメリカに対して、今と同じような発言はできなくなるでしょうが。今は都知事だから、いろいろと言いたい放題なのであってね。でも彼は非情なまでのリアリストですから、何とかやっていくのではないかな。
・・・次号更新に続く