康芳夫

安倍新内閣発足ということか

安倍新内閣発足ということか。

いよいよ憲法改定という戦後政治上最大のクライマックスが現実に迫りつつある。

安倍総理は祖父岸信介元「首相」より引き継いだ彼の政治理念の最終ゴールとして憲法改定を自己の政治生命と引き換えに実現せんとして全精力を注ぎこんでいるところだが、それ自体は議会制民主主義(いわゆるブルジョワ・デモクラシー)にのっとって選ばれた総理大臣として特別にルールを無視している訳ではない。

日本国民が総理の憲法改定運動に不安を覚えるなら彼を総理に選ばなければいいだけの話だ。あるいは国民投票で「信」を得ることが出来なければ「退陣」あるのみという。

一方、与党による憲法改定の動きが戦後最大の政治的国難であると野党勢力が断定し、それを阻止すべく全精力を挙げて対抗するなら何故大同団結して、一大救国戦線を結成しないのか。

いでよ救国戦線結成の動因たり得る大リーダー。平成の坂本竜馬と云いたいところだが、大リーダーに相応しいタマはとりあえず見当たらないね。