「世界の猪木の評価を定着させるため戦う」猪木（左）「頼むよ」とプロモーター康氏（右）－－－東京・新宿の京王プラザホテルで
レフェリー・アリ、呼び屋・康氏・・・役者ぞろい！！：東京中日スポーツ（昭和54年1月26日）より抜粋
六月十日（日曜）正午のテレビに何が起こるか？信じられないようなビッグエベントがウガンダで行われる。さきごろから、いろいろとうわさされていたアフリカの暴れん坊アミン・ウガンダ大統領（五二）が日本プロレス界の王者アントニオ・猪木とリング上で格闘技世界一の雌雄を決するというのだ。
発表によると、試合は現地時間六月十日午前四時、ウガンダの首都カンバラにある屋外競技場（収容能力三万五千人）で行われる。
こんな時間に行われるのはアメリカでのテレビ放映に合わせたためという。
レフェリーはこれまた世界プロボクシング界に悪名高いホラ吹き、ムハマド・アリ。プロモーターは、呼び屋で知られる康芳夫氏とそろい過ぎるほど役者がそろった。
