証言で綴る日本のジャズ3 康 芳夫 第4話「プロモーターの初仕事がソニー・ロリンズ」:小川隆夫(ARBANより抜粋)

証言で綴る日本のジャズ3 康 芳夫 第4話「プロモーターの初仕事がソニー・ロリンズ」:小川隆夫(ARBANより抜粋)

——こういうイヴェントを成功させたところにプロデューサーの資質が認められます。

「五月祭」を自分流に企画して成功させた経験が大きいですね。高校時代からひとをまとめたり動かしたりするのが好きでしたから。いろいろなひとの間を泳ぎ回って、ときにはさまざまなひとと駆け引きもする。それで無から有に物の形を整えていく。そんな仕事に魅力を感じていました。

——就職活動は?

岩波映画と日活には受かっていたけど、直感的にいちばんぴったりだと思ったのが神彰(じんあきら)(注30)さんのアート・フレンド・アソシエーション(AFA)。

——映画会社を受けたということは、映画が好きだったんですか?

そうそう。あと、講談社も一次試験は受かったのかな?

——どちらかといえば文科系の仕事がしたかった。

もちろんそうです。

——それで、AFAに入社します(62年)。

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