虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より

虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より

精神医学にひかれる(2)

私は、仲間とつるんでけんかをしたりかつあげをしながら、一方で非常に冷めた部分を持ちあわせていた。これは、幼少の頃から私が育った環境でつちかわれたものか、生まれ持った性格なのかわからない。とにかく、精神状態を含めて、客観的に自分自身や世間を見つめなおす時がひんぱんにあるのだ。また、そんな自分自身の性格形成にも非常に興味を持っていた。なぜ、私のような人間が生まれるのか、なぜ、このようなおかしなことを考えるのか。その性格形成のプロセスに興味を持ったのだ。

そんなことから、私は真剣に精神科の医者になろう、と思っていた。これは、父親が医者だからという理由ではない。いわゆる内科や外科の医者ではなく、また心理学でもない精神医学を研究したかったのだ。

・・・次号更新【『虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝』 official HP ヴァージョン】に続く

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ニューヨ―ク・タイムズ:康芳夫

フィクションとはまた物語のことでもある。物語は人がいる限りどんな現実にも必ずある。それは、どんな人生にもその人生を描ける物語があるということだ。

どんな物語を好むかで人生は決まる

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