康芳夫_philosophy
虚業家宣言(128):激励してくれた福田、知らなかった田中(3)

激励してくれた福田、知らなかった田中(3) 私は驚いてしまった。 「いったい、いつ、そんなことを勉強なさったんですか」 福田さんが大蔵省に入ったのは、二十四歳のときだった。すぐに福田さんが回されたのが、駐英日本大使館の財 […]

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虚業家宣言(154):虚業商法十カ条:第六条『自分をさらけ出すな』

虚業商法十カ条:第六条『自分をさらけ出すな』 ”虚業”というのが多分に奇術的性格を帯びていることは否定できない。奇術にはたいていトリックが伴なう。トリックを伴なった”虚業”達成の過程において、そのトリックを見破られれば、 […]

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虚業家宣言(72):第六章 トム・ジョーンズ

第六章 トム・ジョーンズ 狂乱のステージ(1) 昭和四十八年二月十八日、夜七時五十分。超満員の大阪フェスティバルホールが一瞬、水を打ったようにシーンとなった。八割を越える女性客の視線が何かを求めるような期待感でステージの […]

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虚業家宣言(37):クレイ敗る!

クレイ敗る! マディソン・スクウェア・ガーデンにはすでに二万人以上の客が入っていた。しかも、今なお、ガーデンの回りを何千という観衆が取り巻いている。すでに席は売り切れているというのに。熱心なことだ。そういう連中をかきわけ […]

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虚業家宣言(49):クレイ中国行きは演出(1)

クレイ中国行きは演出(1) 以後の準備はきわめて順調にすすんだ。 放映は東京12チャンネル。スポンサーも、電通が中に立って、サントリー、資生堂、GE、富士フィルムが各二千五百万円ずつの計一億円で請けてくれることになった。 […]

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虚業家宣言(155):虚業商法十カ条:第七条『悪人と呼ばれることを恐れるな』

虚業商法十カ条:第七条『悪人と呼ばれることを恐れるな』 人の評判ほど当てにならないものはない。東急の五島慶太は、なんと、呼ばれるに事欠いて”強盗慶太”とアダ名されていた。正力松太郎は物わかりの悪い、ガンコジジイと噂されて […]

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