康芳夫_philosophy
虚業家宣言(17):正力松太郎の別邸を襲う

◆バックナンバー:虚業家宣言◆ 虚業家宣言(17):正力松太郎の別邸を襲う ◆正力松太郎の別邸を襲う 最後の仕上げにかかるに際して、私はかねがねある人物にネライをつけ、的をしぼることに決めていた。 彼を押えさえすれば、『 […]

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虚業家宣言(167):『石油に挑む』(1)

『石油に挑む』(1) もう一つ、今、私はある計画を着々準備中なのである。これは、私の計画のなかでも超弩級、今まで私のやってきたこととくらべてもスケールの点で数段違う。結果によっては日本の将来、いや国際状勢をも左右しかねな […]

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虚業家宣言(62):生涯のテーマを決めさせた”血のメーデー”

生涯のテーマを決めさせた”血のメーデー” あの”血のメーデー”事件のとき、あのときも私は新宿西口のバーにいた。 何かいつもと違う雰囲気で外に出た私の目に、火炎ビンの赤い尾がいくつもいくつも飛んでいるのが見えた。牛乳ビンに […]

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虚業家宣言(40):救いの神『ベニハナ』

救いの神『ベニハナ』 私はニューヨークのホテルの一室で、ボンヤリと虚脱状態になって考えこんでいた。窓からはマンハッタンの広い通りが見える。おびただしい車の列。雑踏。だが、あの中にわたしに援助の手を差しのべてくれる者は一人 […]

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虚業家宣言(134):いよいよ訓練開始(1)

いよいよ訓練開始(1) そこで、一応資金のメドもつき、英国側のOKも出た七月中旬、私は隊員募集の新聞広告を出したわけだ。 いや、来たのなんの、ホテル・ニュージャパンの私の事務所の電話は一日中、鳴りっ放し。 履歴書郵送と広 […]

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虚業家宣言(28):沼正三の代理人を探し出す

沼正三の代理人を探し出す 話を戻そう。三島さんから話を聞いて、すぐに私は『ヤプー』の出版を決意した。徹底したマゾヒズムが芸術にまで昇華している。「これはイケる」と私は瞬間的にそう判断を下していた。 ところが、三島さん自身 […]

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