畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その29
2019年4月12日
日本神話を脱構築する:畜権神授説・沼正三『家畜人ヤプー』と日本神話の脱構築:巽孝之・・・その29 端的な例が、翻訳畜とでも呼ぶべきヤプーの創出である。完結編において、麟一郎はソフィア・ローレン著『畜人論の擁護』の訳出に精 […]
出版という虚業で時代を撃つ:虚人のすすめ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)より抜粋
2017年10月3日
『家畜人ヤプー』:幻冬舎(アウトロー文庫): 幻冬舎 / 家畜人ヤプーページ 出版という虚業で時代を撃つ 私はかつてある一時期、呼び屋稼業のかたわら、出版プロデュースをしていたことがある。出版というメディアもある意味、虚 […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・7
2020年1月27日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・7 このほか、イース帝国に展開される想像を絶した珍風俗や、怪奇な科学技術は枚挙にいとまないほどだが、詳しくは、本文について見られたい。 われわれ自身が、人類以外の生物に加えてきた殺戮と崎形化 […]
『諸君!』昭和58年(1983年)2月号:「家畜人ヤプー」事件 第三弾!沼正三からの手紙:森下小太郎(連載43)
2017年3月23日
沼正三と天野哲夫・・・・・・(3) 沼正三の作品が別人の手により改変され、書き継がれるとしたら、やり切れない思いをするのは私だけではあるまい。かのトスカニーー二は、尊敬するプッチー二の『トゥランドット』を指揮するとき、未 […]
戦後最高のSM奇書「家畜人ヤプー」の覆面作家と名指しされた 東京高裁 倉田判事の空しい反論(4):週刊文春(昭和57年 10月14日号)より
2016年8月24日
うさん臭さこそマゾヒズム さて、ながらく沼正三の代理人と称し、今回、「私こそ沼です」と宣言した天野哲夫氏の読後感はどんなものだったのか。 "もう一人の沼正三"の声は、落ち着いたものだった。 「作者が誰だか分らないうさん臭 […]
「家畜人ヤプー」贓物譚(ぞうぶつたん)・・・『潮』昭和58年(1983年)1月号より(連載1)
2017年3月29日
真相を知る人は沈黙し、知らぬが故に声高に叫ぶ者かいる。なんとも皮肉な対照である。十二年前の沼正三捜しの時、執拗に死亡説を主張した森下氏が、今になって騒ぎたてる理由は何か。 諸君!よ諸君、何ぞその愚昧なる! 天野哲夫(沼正 […]