康芳夫_philosophy
虚業家宣言(106):滞日中の狂態ぶり(4)

滞日中の狂態ぶり(4) そして翌日の舞台でトムは叫んだ。 「日本に来て三日間、オレは何もしてないんだ。もう誰でもいいから今夜、オレのホテルに来てくれ」 いい気なものである。 まあ、しかし、これはこちらで用意した、いわばプ […]

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虚業家宣言(102):糸山英太郎のこと(4)

糸山英太郎のこと(4) で、糸山クンの使いの者と称する男は、こういうことをやるのは、トム・ジョーンズで競合することになった康に違いない。そう判断して、私の事務所にオトシマエをつけに乗り込んで来たという次第であった。 むろ […]

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虚業家宣言(98):来日中止騒ぎの真相(2)

来日中止騒ぎの真相(2) ところが、それからわずか四日後の十二月二十一日、ゴードン・ミルズは、前言を取り消して、来日することにしたと再発表。利益の一部を児童福祉施設に寄付することにしたという。 これで、また人気が盛り上が […]

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虚業家宣言(149):虚業商法十カ条:第二条『他人の金を使え』

虚業商法十カ条:第二条『他人の金を使え』 日本人は金に関して実に気が小さい。元手になる金がなくては何もできないと思っているのも、その現われだ。 『成功する法』、『金儲けのヒケツ』などという本を読んでみると、その第一章には […]

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虚業家宣言(78):セクシャル・アクションで女性を悩殺(2)

セクシャル・アクションで女性を悩殺(2) トム・ジーョンズは一九四一年、イギリスはウェールズ地方の田舎町ポンティブリットに生まれた。父親は貧しい炭鉱夫。 中学を出ると、すぐに日雇いの建築労務者となった。だが歌が好きだった […]

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虚業家宣言(86):公演四回で二十万ドルのギャラ(1)

公演四回で二十万ドルのギャラ(1) 私はトニーに頼むことに決め、すぐにラスベガスに飛んだ。話は呆気ないほど早かった。トニーを通しての私の申し入れに、トムのマネージャー・ゴードン・ミルズは、一も二もなくOKを出してきた。し […]

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