『滅亡のシナリオ』:プロデュース(康芳夫)

プロデュース(康芳夫)
ノストラダムス(原作)
ヒトラー(演出)
川尻徹(著)精神科医 川尻徹

三人の独裁者」ではない、もう一つの解釈(1)

「このほかにもあるぞ。第九章五三番の、

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若きネロは三つの煙突に

書は投げ入れられて焼かれ

そのために幸福ははるか後にやってくる

血の三人はみずからを死に追いやるだろう

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は、一九三三年五月一◯日の焚書事件だ」

「魔術に関する書物を焼き捨てさせた事件ですね」

「実体ヒトラーもゲッベルスも、オカルト志向があったにもかかわらず、なぜオカルトを弾圧したか。これは新約聖書の『使徒行伝』第一九章一九節の、

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「また、魔術を行なっていた多くの者も、その書物を持ってきて皆の前で焼き捨てた。その値段を見積ってみると、銀貨五万枚分であった。このようにして主の福音はますます勢いよく広まり、強くなっていった」

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に基づいているんだな」

・・・・・・・・・次号更新【「三人の独裁者」ではない、もう一つの解釈(2)】に続く