『滅亡のシナリオ』:プロデュース(康芳夫)

プロデュース(康芳夫)
ノストラダムス(原作)
ヒトラー(演出)
川尻徹(著)精神科医 川尻徹

消息を断った一六五隻のUボートと多数の兵士(1)

ヒトラーの最終軍団(ラスト・バタリオン)。これもまた、今なお解けぬ第二次世界大戦の謎だ。

ヒトラーは一九四五年一月一◯日のラジオ放送で「この戦争には勝者も敗者もない。あるのは死者と生存者だけだ。だが、最後まで戦う軍団−−−ラスト・バタリオン=最終軍団−−−はドイツ人である」と語った。

また二月二五日には、こうも言っている。「まもなく東のソ連と西のアメリカが衝突する日がやってくる。その時、われわれの最終軍団(ラスト・バタリオン)が決定的な役割を演ずるのだ」と・・・・・・(編集部注・ソ連崩壊の口火は、まさに一九八九年二月の”ベルリンの壁”の崩壊によって切られた)。

そのため、ドイツが降伏しても、どこかに精強な軍隊が隠れていて、突然、襲来するのではないか−−−と、ソ連も連合国側も非常な不安を覚え、この軍団の発見に血眼になったという。

ドイツ第三帝国が壊滅した後、戸籍調査によって、戦死者以外に二十五万人ともいわれる多数の人員が消息を断っていることが明らかになった。また、一六五隻もの潜水艦が消滅したとも伝えられている。

彼らはどこに行ったのか?ヒトラーは第三帝国再興のための計画を秘密裏に推進していて、最後の段階で、その軍団を潜水艦に載せて南米に送ったのではないか。それが、ヒトラーの豪語した最終軍団だったのか?

・・・・・・・・・次号更新【消息を断った一六五隻のUボートと多数の兵士(2)】に続く