『滅亡のシナリオ』:プロデュース(康芳夫)

プロデュース(康芳夫)
ノストラダムス(原作)
ヒトラー(演出)
川尻徹(著)精神科医 川尻徹

ロンメル元帥こそ”最終軍団”の指導者だった!(2)

「・・・・・・”砂漠の狐”と呼ばれた、あのロンメル将軍ですか?」

「そうだ」

中田は年表を繰って反論した。

「ですが、博士。彼はヒトラー暗殺未遂事件に連座したとして、自殺させられたじゃないですか」

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エルウィン・ロンメル元帥。第二次世界大戦中、幾多の名将が生まれたが、ロンメルほど華々しい名声をかちえた軍人はいない。ヒトラーの親衛隊長をつとめた後、フランス戦線で赫々たる軍功をたてた彼は、四一年、北アフリカで戦車兵団を指揮してイギリス軍をさんざん打ち破った。

その神出鬼没の作戦で、連合国軍から”砂漠の狐”の異名を贈られる。しかし、騎士道精神を感じさせる戦いぶりは、敵軍からも賞賛された。

エル・アラメインの敗戦後、ヒトラーはなぜかこの名指揮官を呼び戻し、ドイツ防衛総司令官に任命する。だが、四四年七月一七日、西部戦線で、視察中にイギリス戦闘機の攻撃を受けて頭部に重傷を負う。

その三日後、有名なヒトラー暗殺未遂事件が起きた。入院していたロンメルも総統に対する忠誠を疑われた。最後は同年一◯月一四日、ヒトラー副官ブルクドルフ将軍に毒薬を渡され、私邸前の乗用車の中で服毒自殺した

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と歴史書には書かれている。ただし、国民には真相は隠され、盛大な国葬が営まれた。

ところが、川尻博士は意外な推理を展開させてゆく。

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滅亡のシナリオ:ロンメル元帥こそ”最終軍団”の指導者だった!

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・・・・・・・・・次号更新【悲運の英雄だったロンメルとハンニバル】に続く