深いところから突き上げてくるロマンの衝動それが私をネッシー探索までに駆り立てた
スコットランド北部にあるイギリス最大の淡水湖、ネス湖のネッシーは、その数々の目撃談や写真から、恐竜時代に栄えた首長竜の生き残りではないかと言われている。太古に絶滅した大型の恐竜が生存しているとすれば、これはとほうもなくロマンを掻き立てられる衝撃的なことである。
私がネッシーの探索活動の発表を行ったときは、世界中のマスコミの話題をさらった。ロンドンで行った記者会見には、AP、ロイター、NBC、「ニューズ・ウィーク」「タイム」「ニューヨーク・タイムズ」「パリ・マッチ」「プレイボーイ」などの世界中のそうそうたるマスコミ各社がすべて来ていた。まだ共産主義国家であったソ連からは「プラウダ」も顔を見せていた。来ていなかったのは「人民日報」くらいであろう。
結局、ネッシー探索隊は約1年間、ネス湖を探索して、ネッシーを見つけることができなかった。
めぼしい成果を上げられなかったが、そのとき、不思議なことに私はむしろ何か大きなものをつかんだという満足感で充たされていたのである。
深いところから突き上げてくるロマンの衝動。それが私をネッシー探索までに駆り立てたわけだが、ネッシーは見つからなくても、いや見つからなかったからこそむしろ、そのロマンは永遠の命を得たのではないだろうか。
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Thank you BBC
#OnThisDay 1973: Nationwide visited a team who wanted to capture some of the 15 Loch Ness Monsters as a wedding present for Princess Anne. pic.twitter.com/i5bcD1snny
— BBC Archive (@BBCArchive) October 5, 2019
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— 康芳夫(国際暗黒プロデューサー) (@kyojinkouyoshio) October 8, 2019
#OnThisDay 1973: "The last mystery and very last romanticism in the 20th century."
— BBC Archive (@BBCArchive) September 7, 2019
A team from Japan arrived in Scotland, with the aim of finally discovering the elusive Loch Ness Monster. pic.twitter.com/HJe2O1byXA
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