『彼らは人肉で生きのびた』を映画化(3)
残された最高唯一のタレント・エルヴィス・プレスリーの日本公演、私は、これを次にやる。今まで、プレスリーが国外で公演したのは徴兵でドイツへ行ったときにやっただけで、日本の”呼び屋”さんたちもも、ずいぶん力を尽くしたが、結局、これまで実現できなかった。いわば”幻の公演”なのだが、ハッキリ書くと、私はすでにプレスリーから基本的な合意を得て、日本公演の全権を委任される段階にに至っている。もう、今からでは他の”呼び屋”さんたちが邪魔しよう(トム・ジョーンズのときイヤというほど経験させられたことは前に書いたとおりだ)にも不可能なところまで話が進んでいるからこそ、ここに書くのだ。
というのは、プレスリーはここ数年以内に引退、そのときにワールド・ツアーを組むことになっており、極東では日本とオーストラリアで公演することに決まっている。ただし時期については、まだ書くわけにはいかない。影響が大き過ぎるからで、その点、プレスリーとの間に厳密な約束ができているので、私が勝手に発表することはできないのである。ここ数年の間にプレスリーが来日すること、これはまちがいない。
・・・・・・次号更新【エピローグ:『彼らは人肉で生きのびた』を映画化(4)】に続く
※虚業家宣言 康芳夫 虚業家宣言 クレイをKOした毛沢東商法 バックナンバー※
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「兄貴、康さんを知っておられるでしょう」
— 康芳夫(国際暗黒プロデューサー) (@kyojinkouyoshio) January 12, 2022
私の依然の舎弟で、今出も渡世に励んでいる男が、ホテルの宴会場の人混みの中を縫うようにして近づいてくると、そう訊いたのは、昭和六十一年の晩秋のことだった。 #安部譲二https://t.co/MrRN1lHa9O 与太高から東大、そして呼び屋へ #康芳夫 #東大
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