ネス湖怪獣国際探検隊

エピローグ:『彼らは人肉で生きのびた』を映画化(1)

さて、最後に、今後、私がどんなことをやるのかということを書いておきたい。もちろん、ウの目タカの目で他人のプランを盗もうという連中がたくさんいるから、手のうち全部をさらけ出すわけにはいかないが。

まず、《七つの冒険シリーズ》。『ネッシー探検』は今年も継続してやるつもりだ。第二弾は『世界一周早回り自転車冒険旅行』。

自転車によって世界三十三カ国、一万キロを四カ月かけて走破するもので、これは、すでに一部新聞発表も終わり、今年、夏の出発を予定している。

《人類は今、二十世紀の第四、四半期にさしかかって、資源問題と環境問題の二つの大きな課題をかかえており、自らの生存の意味が鋭く問われている。なかんずく、日本をその一員とする先進諸国は、急速な経済成長みよって高度な生活を達成し得たが、その代償としてエネルギー資源の不足と、おびただしい環境悪化に悩まされているのが現状である。これを端的に言えば、石油文明の光と影であり、われわれはあらゆる意味で二十世紀文明のチャンピオンである自動車に対して反省がなされているのも、この一つの現われと言えよう。

・・・・・・次号更新【エピローグ:『彼らは人肉で生きのびた』を映画化(2)】に続く

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