康芳夫_philosophy
虚業家宣言(86):公演四回で二十万ドルのギャラ(1)

公演四回で二十万ドルのギャラ(1) 私はトニーに頼むことに決め、すぐにラスベガスに飛んだ。話は呆気ないほど早かった。トニーを通しての私の申し入れに、トムのマネージャー・ゴードン・ミルズは、一も二もなくOKを出してきた。し […]

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虚業家宣言(169):『石油に挑む』(3)

『石油に挑む』(3) イタリアのブローカーから採掘権を買って、掘り当てたアラビア石油は、成功した稀な例だが、あの場舎も、経団連の石坂泰三は、当然、彼自身が乗り出す立場にありながら、スケープゴードとして、山下太郎を送り込ん […]

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虚業家宣言(133):執拗な朝日の批判(2)

執拗な朝日の批判(2) そこへ、あの朝日の”キャンペーン”である。さすがに朝日の影響力というのはバカにならない。ほぼ決まりかけていたスポンサーの何人かは、動揺した。少なくとも名前は出さないでくれと言い出した社が三社あった […]

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虚業家宣言(100):糸山英太郎のこと(2)

糸山英太郎のこと(2) 糸山クンは私と違い、「音楽は大衆のためにこそある」と言って、切符は最高二千八百円という考えられないような安値で売り出し、六万枚売りさばいていた。 ところが、一月四日に前売券の発売を開始し、その出足 […]

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虚業家宣言(173):『あとがき』(2)

『あとがき』(2) 私は神さんのところに入って”虚業”の魅力にとりつかれた。クレイ、トム・ジョーンズ、ネッシー・私は”虚”を”実”に転化させながら、多くの人々の目を、これらに向けさせた。 ほんの狭い空間、ほんの短い時間だ […]

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虚業家宣言(99):糸山英太郎のこと(1)

糸山英太郎のこと(1) 糸山英太郎クンの使いの者と称する男が私の事務所にどなり込んで来たのも、その頃のことである(あとで、この男は糸山クンとは何の関係もなかったことがわかったが)。かねてから、私は彼のヴァイタリティを高く […]

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