家畜人ヤプー_japonisme
「家畜人ヤプー」贓物譚(ぞうぶつたん)・・・『潮』昭和58年(1983年)1月号より(連載11)

死者の国から呼び戻された幽霊・・・・・・(4) 矢牧君の賭けは成功した。矢牧君と再びコンビを組んだ康芳夫氏のバブリシティも与ってトゥ・ゲット・パブリシティ、『家畜人ヤプー』は思わぬブームを呼んだ。当時の千円の定価は高い。 […]

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『諸君!』昭和58年(1983年)2月号:「家畜人ヤプー」事件 第三弾!沼正三からの手紙:森下小太郎(連載37)

”向う側の世界”・・・・・・(1) ある裁判関係者から、こんな話を聞いたこともある。 「彼がまだ判事補時代、ミルク缶のラベルの文字にミスを発見しましてね。たしかドイツ語だったと思うんだけど、そいつをその乳業メーカーの本社 […]

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『諸君!』昭和57年(1982年)12月号:「家畜人ヤプー」事件 第二弾!倉田卓次判事への公開質問状:森下小太郎(連載25)

上手の手から水が漏れた(2) 1.昭和二十九年から約十年間、私は「沼正三」を名乗る人物と文通を続けた。彼は『家畜人ヤプー』の構想を書き送ってきたこともあれば、私め紹介したドリスなる女性と私を仲介にして手紙をやりとりしたこ […]

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『諸君!』昭和58年(1983年)2月号:「家畜人ヤプー」事件 第三弾!沼正三からの手紙:森下小太郎(連載42)

沼正三と天野哲夫・・・・・・(2) だいたい天野君よ、『ヤプー』の構想がしたためられた倉田氏の手紙を『週刊文春』記者に見せられたとき、あなたは大いにうろたえつつ、 「(倉田さんは)どうしてこんな風に書いたんだろう・・・・ […]

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『諸君!』昭和58年(1983年)2月号:「家畜人ヤプー」事件 第三弾!沼正三からの手紙:森下小太郎(連載32)

「家畜人ヤプー」事件 第三弾!沼正三からの手紙(2) 繰り返すことになるが、SM雑誌『奇譚クラブ』のともに常連寄稿家である私と沼の間に文通が始まったのは、昭和三十一年初めのことだったと思う。以来、約十年間、彼から葉書、手 […]

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「家畜人ヤプー」贓物譚(ぞうぶつたん)・・・『潮』昭和58年(1983年)1月号より(連載7)

森下君は実は何にも知らないのだ・・・・・・(4) さりとて、小説の構想を実際にまとめ上げていくのは、予想以上に至難の業であった。ために、幾たびも、K氏を含め先輩畏友の意見を叩き、原稿の批判を仰ぎもした。しかし、先の連鎖エ […]

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