逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・15
2020年7月6日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・15 さて、話題をイース帝国内に戻すことにする。航時機によって、イース帝国に拉致された麟一郎とクララの辿る運命は、容易に予測されるだろう。畜類たる黄色人種が、神たる白人女性の婚約者であるなど […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・22
2021年3月1日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・22 この小文を草しながら、私は、いささかペダンティックな雰囲気が濃厚すぎることに気がとがめているのだが、最後にもうひとり、サルトル氏に御登場願わなければならない。サルトルが想像力についての […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・14
2020年6月1日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・14 何にまれ、久しく保持されてきた視座をくつがえし、新しい地平を開くには、思い切った転換が必要となるが、マルクーゼの構想が、歴史的過程のうちで失われた過去の神話時代への回想を根底にもってい […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・1
2019年10月9日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・1 ジャン・ジュネの作品、たとえば『花のノートルダム』を一読して、私の感得するものは、ある比類ない優しさである。「飛び疲れて、電柱にとまっていたら、風が来て、いら草の溝(どぶ)へ吹き落した、 […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・19
2020年11月30日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・19 容易に医す術のない内的飢渇のカタルシスを果たすために、沼正三は雑誌「奇譚クラブ」に、「ある夢想家の手帖」と題して、マゾヒズムに関するエッセイを連載するのだが、やがて、SF的手法と壮大な […]
逆ユートピアの栄光と悲惨:家畜人ヤプー解説(前田宗男)より・・・3
2019年11月20日
逆ユートピアの栄光と悲惨・・・3 ユートピアは、往々俗識に背いて、アンチ・ユートピアの形をとることも、言い添えておく必要がある。簡明に、影像的比喩として語るならば、けだるい逸楽的な大気に包まれた田園に、獣類、鳥類、植物、 […]




