拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・19

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

櫻木 康さんが松山俊太郎さんがいいかげんだっていうのはインドに行って金もらうのに何にも仕事をしていない・・・・・・。

南 松山さんに頼む方が(笑)。

康 いやいや。それはさ、俊太郎がね、「インドは俺に任せとけ」って言うから。

秋山 任せとけといわれたら任すのか(笑)。

康 インドなんて当時知ってる奴いないし。だめもとだと思ってインドに派遣したわけ、金送って来いっていうから、情報送れって、そしたら「空中浮遊人間がいる」とかね。そうだ、「一つ眼ヨガ坊主」だとか。それでも1年くらいいたんだよ。当時は大金の経費を巻き上げられたな。

南 美学校の授業でも言ってましたけど(笑)。

康 俊太郎もおもしろい男なんだけど。

上杉 その当時の貴重な方々は今はもう・・・・・・加藤郁乎さんとか飯島耕一さんとか松山さんしかいないんだよね。

康 加藤かぁ。亡霊が出てきたな。あれは腕っ節が強くてね。こっちとやると俊太郎が出て行かないと。加藤はプロのゴロマキ男だから(笑)。

上杉 ところで著書のタイトルはご自分でつけられたんですか?

康 いや。

南 あれは学研がつけた。

康 わけわかんないねぇ・・・・・・。

上杉 自著のプロデュースはご自分でなさらなかったんですか?

康 自分で売るとか?うーん。福田和也が『週刊新潮』で書いてくれたね。そしたらみんな書き出した。彼は僕をわかってくれるから。

櫻木 国民はみんな知ったほうがいいですよ。こういう人がいるってことはわかった方がいい。

末井 こういう時代ですから。わかりやすい人しかいないし

・・・以上、拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より抜粋

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『Fukujin ~漬物から憑物まで~』明月堂書店

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