拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・25

上杉 最近、革命的ロマン主義に関心がありまして、康さんの著書を拝見すると、ロマンって難しいじゃないですか。ロマンと虚業と退屈と暇つぶし、虚突皮膜の間、すべてが重なっていると思うんですけど。

康 そうですね。

上杉 そこから。一つだけ。

康 それはどう取られてもしょうがないと思います。でも、そんなことで僕はひるまないから。

南 僕があの本を好きなのは康さんが自分で「何でこんなことをやっているのか自分でもわからない」と言っているところですね。プリミティブなことだから説明できないって。

虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より

虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝

櫻木 それは説明できてるから言っているんじゃない(笑)。

康 お前だって、なに言ってるかわかんないよ(笑)。

こいつも一種のお唐人だから。櫻木君も煮ても焼いても食えないからな。

末井 内容が凝縮されてるからもったいないですよね。

秋山 人間国宝(笑)。人生は芸術ですよ。

康 上杉さん、櫻木には不逞のやからになって欲しいね。北一輝とか。なにしろ福田和也のプロデューサーでもあったからね。

上杉 ふてえ奴ではありますけどね。

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

・・・以上、拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より抜粋

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『Fukujin ~漬物から憑物まで~』明月堂書店

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