拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・32
上杉 僕の世代は秋山さんが先行者なんですよね。
南 秋山の照らした灯りの下を歩けば大丈夫。それもまずいですかね。
康 秋山は南君の同級生?
秋山 高校浪人だから一歳上になるの。
康 秋山と伸坊ってミスマッチのマッチだよな。
上杉 そうですね。本当にこの二人は。
康 原平は元気でやってる?
南 やってます。最近、次々本を出して。最近出してる本がいいんですよ。
康 お金のことばっかりかい?
南 あの本はよかったです、『ふしぎなお金』。
康 ふしぎなお金って・・・・・・。誰か怒ったほうがいいんじゃない?
南 「芸術と貨幣は等価である」とますます思ってるじゃないかな。
櫻木 使いまわし多いよね。
南 使い回しというか、自分が言いたいことしか言わない。で、自分が言いたいことって子どものときに考えたことなの。アインシュタインもそうなんだけど、子どものときに考えたことって一番深いんですよ。だから、康さんも子どものときに考えたことをね・・・・・・いや、大人になるとそういうことを考えてもしょうがないから考えなくなるんですよ。そこでそういうことを言わないでお金をもうけるとかやめるの。やめない人とやめる人の二種類がいて、やめない人に近い人っていうのは・・・・・・。
・・・以上、拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より抜粋
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『Fukujin ~漬物から憑物まで~』明月堂書店
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