虚業家宣言:康芳夫

滞日中の狂態ぶり(3)

レセプションの間中、女の子をつかまえてはキスし、「スイート・ルームにいるから、来ないか。今夜出発まで、一緒に食事でもしよう」などと口説き続けていた。彼のキスはファン・サービスなどと言っているが、とんでもない話だ。

その夜、大阪に向かうトムに、私は二人の女性を同行させた。赤坂のあるクラブの女の子。一人一晩十万円のギャラ。もちろん往復の交通費はこっち持ちという”契約”である。

さすがに、その夜はトムも上機嫌だった。後でその夜の女性の一人に聞いたところでは、彼女たちはトムだけでなく、数人に回され、その晩はバスに入るヒマもなかったそうだ。おかげで彼女にはギャラの割増料金を請求されてしまった。

翌日の夜も、またトムのご要望で、私は、十三のクラブの女の子三人を用意した。その夜も同じく、メンバーの間で、回し。ロイヤル・ホテルのクラウン・スイート・ルームのあるフロアは、廊下にいても各部屋から洩れるうめき声が聞こえていた。

・・・・・・次号更新【滞日中の狂態ぶり(4)】に続く

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『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)』

真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。

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